「みんなでいっぱいおしゃべりして、
 
みんなでいっぱい笑っています」

みつみや先生ってどんな人?

Yoshihiro Mitsumiya

日本大腸肛門病学会認定 大腸肛門病専門医
日本外科学会認定 外科専門医・認定医

  • Profile

    兵庫県神戸市出身、大阪医科大学卒業、京都大学医学部付属病院での1年間の研修、高松赤十字病院での6年間の消化器外科勤務、大澤病院での6年間の大腸肛門科勤務を経て、平成26年5月にみつみや大腸肛門クリニックを開院。「女性のため」にとことんこだわったクリニックづくりを行う。

  • Post

    日本大腸肛門病学会
    日本臨床肛門病研究会
    日本消化器内視鏡学会
    日本外科学会

初期には自覚症状のない
大腸がんだからこそ、
定期的な検診を!

平成13年3月に大阪医科大学を卒業後、1年間の京都大学医学部付属病院での研修を経て、高松赤十字病院の消化器外科で6年間勤務。消化器外科医として胃がん・大腸がんの手術を中心に、抗がん剤などを用いた化学療法・緩和ケア・救急医療に携わってまいりました。
その後、大澤病院の大腸肛門科での6年間の勤務で、痔をはじめとする大腸肛門疾患と大腸内視鏡検査の知識・技術を習得。平成26年5月に、これまでの集大成として「みつみや大腸肛門クリニック」を開院し、現在に至ります。

肛門科として肛門疾患の治療を極めるべく歩み始めた私が、大腸がんの予防にも注力し始めたのは、排便時の出血で痔の治療を目的に受診された患者さんの中に、大腸がんの患者さんもいらっしゃったからです。
消化器外科医として、大腸がんで苦しむたくさんの患者さんとの出会いがあったから、そのような患者さんを見過ごすことはできませんでした。

日本人のがんによる死亡数で、大腸がんは女性の第1位、男性の第3位です。女性は30歳から、男性は40歳から、罹患率が上昇すると言われています。幸い、大腸がんは定期検査での予防や早期発見なら手術による根治が可能です。そういった経緯を踏まえ“大腸がんで死なせない”を基本理念に、大腸がん検診の受診率向上を訴えるようになりました。

いちばんの予防方法は
定期検査。
患者さんと寄り添い
“無痛”を追求

大腸内視鏡検査とは、細長い内視鏡をお尻から挿入して、直腸・S状結腸・下行結腸・横行結腸・上行結腸・盲腸と奥までくまなく観察する検査のことです。 患者さんの中には、過去の検査や経験談から「痛い」「恐い」という既成概念を持たれ、検査をためらっておられる方が非常に多いように感じます。
検査時の苦痛は、大腸内視鏡の挿入法と関係があり、うまく挿入できればほとんど痛みはありません。うまい挿入というのは、内視鏡を進めるときに無駄な空気を入れないこと。そして、内視鏡をむりやり押し入れないことです。グネグネ曲がった腸の中を進めるわけですから、大腸の襞(ひだ)を掻き分けてスパゲッティを巻き上げるような感覚で内視鏡を先へと進めることで、大腸の壁を刺激しないように留意しています。

また、少量の鎮静剤と鎮痛剤を使用して、リラックスしていただける工夫をしていますが、どうしても検査の際に力が入ってしまう患者さんもおられます。そのような患者さんには、検査中もたわいないおしゃべりをしながら緊張感を和らげたりしています。おかげさまで、検査後のアンケートでは「痛みを感じなかった」と回答してくださった患者さんがほとんどでした。話して、笑って、楽しみながら検査を受けてください。

デリケートな部分の治療ゆえ、
ひとつのクリニックで
トータルに

大腸内視鏡検査でできることは、病変を発見するだけではありません。
内視鏡の先端から専用の器具を出して、ポリープを切除することもできます。
一般的な総合病院のように、外来で検査を行い、再度入院してポリープ切除術を受けるのは、患者さんにとって不経済だと思いませんか。そこで、患者さんの身体的かつ金銭的な負担を少しでも軽減できるように、ポリープが見つかればすぐに切除する日帰り治療に努めています。

また、肛門外科・肛門内科・大腸内視鏡内科と大腸肛門疾患の広い範囲を取り扱うのも当クリニックの特徴です。
一般的には、肛門科に排便時の出血で来院されると、大腸内視鏡検査はほかの消化器内科を受診していただくことがほとんどですが、当クリニックではトータルに診断・治療を行うことができます。

診療のゴールは患者さんの笑顔です。そのために、ハイレベルな診断・治療はもとより、来院しやすい環境づくりや看護師・受付スタッフのおもてなしなど、付随する部分まで徹底しています。大腸がんでなくなる人のいない未来を目指し、少しでもお役に立てることを願っております。